第一章:不動産投資における「失敗」とその原因とは?

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そもそも、不動産投資における「失敗」とは何でしょうか?

・物件を割高な価格で買ってしまうこと
・入居者が付かず赤字続きになってしまうこと
・修繕が頻発して費用が嵩んでしまうこと
・流動性が低く家賃収入や売却ができなくなってしまうこと

など、色々と考えられると思います。これらももちろん失敗事例の一つですが、しかし「失敗」の本質ではありません。なぜなら、これから申し上げる種々の基礎的な事項と「失敗」の本質を事前に知っておけば十分に回避できるためです。

私が考える「失敗」は、もっと根本的なところにあります。それは、自分に適した物件を購入していないということです。言い換えれば、自分の投資目的(ゴール)に合った物件を購入していないということが不動産投資における「失敗」の本質だと私は考えています。

例えば、高い利回りを出したいのに大都市圏の新築区分マンションを買ってしまう、修繕費や空室リスクを極力抑えたいのに地方の築古アパートを購入してしまうといった状況です。投資においては特に目的(転売、節税、副収入など)と手段(どのエリアにどのような物件を購入するか)の適合が常に求められます。

では、その失敗の原因はどこにあるのでしょうか?それは、不動産の売買は不動産業者(以下、「業者」と呼びます。)を介して行われるものであるため、どうしても業者側に情報の主導権がある場合が多いことに起因します。

加えて、投資用不動産に関する情報(どの物件がいくらで売りに出ているか、過去にいくらで成約した実績があるかなど)は業者の中だけで出回るクローズなものが多いため、一般投資家は情報を得るということにおいては業者に依存せざるを得ないのです。そこが株式など他の投資対象と大きく異なっている点と言えます。

例えば、株式投資においては現時点での株価や当該企業に関する情報(ニュースや財務諸表など)が常にオープンになっており、いつでも誰でも情報にアクセスできます。そして、鮮度が高く確実な情報に基づいて投資家自身が投資判断を下すことができます。

しかし、不動産投資においては上述のような情報の非対称性(業者側が圧倒的に有利な状況)によって、一般投資家は業者に言われるままに自分の投資目的に合っていない物件を買わされてしまうということが往々に発生してしまいます。なお、後の章で信頼できる業者の見極め方について解説致しますのでご安心ください。

この失敗を避けていただくため、その原因をご理解のうえ、業者からの情報を鵜呑みにするのではなく、是非ともご自身で積極的に情報のリサーチを行っていただきたいと思います。

まとめ

・不動産投資における「失敗」とは、自分の投資目的に合った物件を買えないこと
・それは不動産業界特有の、情報の非対称性に起因するもの
・「失敗」を回避するためには投資家自身が情報のリサーチを行うことが重要

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