不動産投資は男性社会
私は仕事がら勉強の意味も含めて他社が開催しているセミナーに参加することがよくあります。大抵の場合は「同業者お断り」を掲げているため、身分証を提出を求められて同業者でない旨を証明させるところもあるほどです。そのため、同業者の私がセミナーに参加すること事態難しいのですが、私は兄に協力してもらい、いくつかのセミナーに参加してきました。
セミナーに参加するとわかるのですが、参加者は女性よりも男性の方が多く、年齢も比較的高めの場合が多いように感じます。
事実、私が勤める不動産投資会社のお客さんも約7割は30代以上の男性で、20代女性はほとんどいらっしゃいません。
気軽に始められる株などの他の投資と違い、不動産投資に参加するには様々な条件をクリアしなければならないと考えしまうのが一般的であるようで、大抵の人は「私なんかが不動産を購入できるはずない」と考えてしまうようです。
特に若い女性の場合は、「敷居が高い」と考えてしまうようで、ある意味、慎重かつ堅実的と言えるかもしれません。
実は女性にとって利点の多い不動産投資
私は20代から30代の女性には是非マンション投資をして欲しいと考えています。なぜなら将来的に利点が多いからです。
多くの人は「もし空室になってしまったらどうしよう……」と考え不動産投資には二の足を踏んでしまいます。それはリスクをちゃんと考えているという証拠でもあるため決して悪いことではないのですが、それを理由に不動産投資への参加をやめてしてしまうのもちょっともったいないかな?と思ってしまいます。
また、多くの方が「将来的には結婚するだろうからワンルームマンションを持っていても仕方ない」と言われるのですが、その場合、若い方や女性の方には「先ずはご自身が住んでみてはいかがでしょうか?」と提案をさせていただいています。「投資マンションを購入して自分で住むって?」と思われるかもしれませんが、その理由は後ほどいたします。
当然ですが、購入したマンションはあなたの資産になります。最初はあなた自身が住み、もしあなたが結婚をしてそのワンルームマンションを出た後は誰かに住んで貰えば家賃が発生しますし、月々の支払いよりも家賃収入が大きければ収益にもなります。
婚姻前に築いた資産は婚姻後な夫婦共有資産になることはありません。ローンの支払いや税金関係、修繕費などを家賃収入から支払っていれば、相手側から夫婦の共有資産に手をつけたなどという因縁もつけられませんから、マンションに関わるものは全てあなた個人の資産になります。
当たり前の事を言っていますが、実はこれはとても女性の大きな味方になってくれるのです。
不動産投資とは未来のリスクに備えるためにある
男性の中には女性を軽視する方がいます。しかも、それを全く悪びれていない最悪な人も少なくありません。
・家事は女性がやるものだ
・子どもの世話は母親の役目である
・外で働く夫のため妻は献身的に務めるべきだ
こういった偏見が多くの女性を苦しめています。更に、結婚をした後、一時的に社会から離れてしまうと女性の社会復帰はまだまだ難しいのが現状です。
また、経済的に独立できないと、もし肉体的や精神的に虐げるような配偶者だった場合は、そこから逃れることが難しくなるという現実があります。夫に経済的な依存をしてしまうと、夫婦は対等ではなくなってしまう場合もあるのです。
参考資料:DVの現状等について(内閣府)
http://www.moj.go.jp/content/001335468.pdf
一方、女性が経済的に独立している夫婦は対等である場合が多いように感じます。家事や子育ても女性だけに負担がかかるのではなく、ちゃんと男性にも家事の役割を果たしてもらうという提案ができるようになるためかと考えられます。
もちろん、奥さんを大切にし家事や子育ても分担し夫婦中の良い家庭も沢山ありますが、もし万が一のために備えて、収入源を確保しておければ結婚後も不安の少ない生活が待っていることでしょう。
更に、老後となり年金生活となった場合にも、家賃収入はとても大きな支えとなります。医療の進歩により人々の平均寿命が伸び、その結果医療費も右肩上がりになっています。また一般的に男性よりも女性の方が長生きする傾向にあります。健康的な生活を送るためには、年金だけでは心細いと考えている人も多く、もっとお金のことを考えておけばよかったというお話しはよく耳にします。そのため、旦那さんがなくなり、女性一人でも安心して暮らしていくためには年金以外の副収入は大きな支えとなることでしょう。
女性は危機回避能力が高い
不動産投資でもっとも重要なのは、「誰のための物件か?」ということです。そして、この考えがないと空室問題はいつまでも解消されないままとなってしまいます。
例えば、駅から徒歩5分圏内で築浅のマンションがあったとします。お店なども多く賑わいもあり利便性も良い物件であった場合、そのような物件であれば一般的には「空室なんてないだろう」と考えてしまうと思います。
しかし、夜になると昼とは一変し飲み歩く人々であふれ、騒音やゴミなどの問題が発生するかもしれません。また、人が増えると治安は悪くなる傾向にあります。人気のない夜道よりは安全だろうと考えていたら「知らない人にからまれた」「家までつけられた」という問題もあります。事実、帰宅途中で繁華街通ったら酔っ払いにからまれたり、見ず知らずの男性につけられたりした経験のある女性も少なくありません。
数字や昼間だけだと全く見えてこないリスクが違う視点になった瞬間によく見えるようになった例はたくさんあります。特に女性はそういったリスクを男性よりも多く抱えているため、危険を回避する視点が男性よりも優れている場合があるようす。逆を言えば、女性が長く住んでいた物件であれば「安全で女性にとって生活しやすい環境」と推測できます。
また、男性オーナーの物件に女性が借りる確率よりも、女性オーナー物件に女性が借りる確率の方が高いという例は決して珍しいことではありません。なぜなら「女性オーナであれば女性の立場で考えてくれているだろう」と考える人が多いためです。
実際、女性が部屋を借りる際に「ここは女性のオーナーさんです」「これまで女性がずっと借りていた部屋です」というような勧め方をする営業の方もいるほどですので、どうやら女性ならではの物件選びというものがあるようなのです。
更に「女性なら丁寧に部屋が使われていたかもしれない」という意見も以前に聞いたことがあります。「これまで女性が住んでいたのなら安全なのだろう」「男性オーナーよりも女性オーナーの方が何かと安心できる」と言った心理的な安心感もあるようです。
これらは全て「借りる側」の考えや意見です。つまり、スペック的にどんなに優れていようと「借りる側」が借りたいと思えない物件には、いつまでも空室は解消されないということです。そして、女性は女性に共感する場合が多いため、もしあなたが女性であった場合、住みたいと思える物件があり、実際に住んでみたら「良かった」と思えたのであれば、次も高い確率で女性が住んでくれるということなのです。
これは不動産投資にとってはとても重要なこと。誰のための物件か?それは当然「借りる側」にほかなりません。つまり相手の立場になって考えられる女性だからこそ「空室を出さない優れたオーナーさんになれるのでは?」と私は日頃から考えているのです。
参考資料:セコム 女性のためのあんしんライフ
https://www.secom.co.jp/anshinnavi/
まとめ
・女性なら不動産投資がおすすめ
・将来的なリスクに備えるだけではなく
・女性ならではの視点で空室問題を回避できるため